電力自由化がスタートして3ヵ月が過ぎました。
まだ電気の乗り換えをせずに、様子見の人が多いようですね。
さて、今回ご紹介するのは、ケイ・オプティコムの「eo電気」。
関西にお住まいの方ならピンときますよね。ケイ・オプティコムは、光回線「eo光」を提供している企業です。
「eo電気」は、電気をたくさん使う家庭にとって割安になる料金プランが特徴。特に、月々15,000円近くなる場合は要チェックですよ。
関西での知名度は抜群!!光回線で知られる「eo」
「eo光」と聞いてすぐにわかるのは関西の人でしょう。
以前、こちらのコラムでもお伝えしましたが、関西は光回線の競争が激しいエリアです。ほかのエリアではNTTグループのひとり勝ち状態なのに、関西ではNTT西日本、ケイ・オプティコム、JCOMの3社が光回線のシェアを争っているのです。
「eo光」は、このうちのケイ・オプティコムが提供する光回線です。
関西以外の人には馴染みがないかもしれませんが、関西での知名度は抜群。思い切った低価格路線で顧客を獲得する経営戦略は、東洋経済オンラインに「関西の暴れん坊」と評されるほどです。
さて、関西エリアの方ならご存知でしょうが、そのケイ・オプティコムが提供する電力サービスが「eo電気」。
関西は、電力のシェア争いも激しいエリア。そのなかで「関西の暴れん坊」はどんな戦略を打ち出しているのか!
それでは「eo電気」の特徴を見ていきましょう。
電気をたくさん使う家庭がお得になる料金体系
ずばり結論から言うと、「eo電気」は電気をたくさん使う家庭にはお得です。
目安としては、毎月の電気料金が15,000円近くなら検討をおすすめします。
「eo電気」の料金プランは、とてもシンプルです。
時間帯・曜日・季節ごとの料金設定はなく、電気料金は常に一律。
また、関西電力は3段階料金制度で、電気を使えば使うほど単価が高くなっていきますが、「eo電気」にはこの制度はなく、単価が変わることはありません。そのかわり、1,296円の基本料金がかかります。
関西電力と比べてみると・・・
「eo電気」の電気料金の単価は、1kWh/25円92銭です。
これをもとに、関西電力の3段階料金と比べてみましょう。
※従量電灯A
・第1段階(15kWh~120kWh)→22円83銭
・第2段階(120kWh~300kWh)→29円26銭
・第3段階(300kWh~)→33円32銭
関西電力の第1段階と比べると、「eo電気」の単価は高くなります。
第2段階以上になると「eo電気」のほうが安くなりますね。ただし、「eo電気」には基本料金があるので、この分をプラスして考えなくてはなりません。
そうすると、目安は月額平均14,701円(500kWh使用)。この場合「eo電気」に乗り換えると、月額平均14,256円になるので、月に445円のお得になります。
スタート割を利用しないと損!
さらに注目したいのが「eo電気スタート割」です。
基本料金分の1,296円が無料になる割引サービスで、最大12ヵ月適用されます。このサービスを利用すれば、月1,741円のお得で、1年では20,800円もお得になります。
「eo電気」は、契約事務手数料として3,240円がかかるのですが、いまなら無料になっています。乗り換えを検討中の方はチャンスかもしれませんよ。
意外!実は関西電力の子会社
電気を多く使う家庭にとっては、関西電力よりも割安になる「eo電気」。
サービスを提供するケイ・オプティコムは、実は関西電力の100%子会社です。子会社にもかかわらず、親会社よりも割安な料金体系で攻めています。さすが、「関西の暴れん坊」ですね。
「eo電気」の利用は、「eo光」を契約していることが条件となっています。
ケイ・オプティコムは「eo電気」、光回線「eo光」、格安スマホ「mineo」などを提供しています。電気をはじめ、インターネット、光電話、光テレビ、スマホを利用すれば、毎月の支払いがeo1本になるのも便利かもしれません。
これからもしばらく暑い日が続き、エアコンがフル稼働しそうです。電気料金の見直しはお早めにどうぞ。