ガス会社の独り勝ち!?電力自由化から5ヵ月の現状を分析

電力自由化がスタートして5ヵ月!
思ったように契約が伸びない新電力がある一方、早くも目標を達成した新電力もあります。

電力自由化スタート前の下馬評では、東京ガスや大阪ガスなどのガス会社が強いのではないかと見られていましたが、蓋を開けるとまさにそのとおり!

現状では、ガス会社の独り勝ちといっていいかもしれません。

今回は、東京ガスと大阪ガスの躍進ぶりをクローズアップしてみましょう。

新電力でトップを誇る!東の雄「東京ガス」

東京ガスは電力自由化に伴い、2016年度の契約目標を40万件と設定していました。

ところが、スタートして4ヵ月足らずの7月20日に早くも40万1000件と目標超え。これによって、2016年度の目標を40万件から53万件と上方修正しました。

東京ガスは、新電力のなかではトップの契約件数を誇っています。

電力広域的運営推進機関によると、新電力に切り替えた件数は全国で126万件(6月30日時点)。

東京ガスはこの3分の1近くを占めていることになります

どうして東京ガスは契約件数を伸ばしているのでしょう。
そのカギは、どうやらきめ細かな営業活動にあるようです。

東京ガスが、家庭向け電力販売の受付をスタートしたのは1月4日。首都圏には200店以上のガス販売店があり、1件1件が地道に営業することによって、着実に契約件数を伸ばしたと見られています。ローラー作戦が功を奏したといえるでしょう。

さらに、電気の使用量が増える夏を見据えた戦略も見逃せません。

電力会社にとって、電気の使用量が増える夏は勝負時。この夏の契約を増やすため、ガス販売店でエアコンを買った契約者に商品券をプレゼントするといったキャンペーンを展開。こうしたキャンペーンも、契約件数アップに一役買ったようです。

来年のガス自由化を見据えて資源確保を強化!

東京ガスといえば、なんといっても電気とガスのセット割。

もともとガスの契約をしていた顧客が電気も契約するケースがほとんどで、東京ガスの広瀬社長も「ガス事業で培った信頼感で選ばれているようだ」と話しています。

まったく知らない企業ではなく、いままでおつきあいがあった企業だからこその安心感も東京ガスの強みといえるでしょう。

ただし、東京ガスも安穏としているわけではありません。

8月下旬から不動産情報サービスのアットホームと提携。賃貸マンションの共用部分などを対象にした電力販売に力を入れています。

さらに、資源確保も強化。来年4月にスタートするガス自由化を視野に入れた動きを活発化しています。

すでに関西電力と液化天然ガスの調達で連携しているほか、アメリカでシェールガス田の権益を取得

現在も、新たな連携先獲得を積極的に進めているようです。

サービスショップが大活躍!西の雄「大阪ガス」

東京ガスを東の雄とすると、西の雄はもちろん大阪ガスですね。
さて、大阪ガスはというと、こちらも絶好調!

大阪ガスの2016年度の契約目標は20万件。7月下旬には17万件を突破したので、目標達成は確実と見られています。

8月22日の産經新聞に、大阪ガスの好調の理由がとてもわかりやすく書いてありました。

産經新聞によると、大阪ガスには「町のガス屋さん」と親しまれているサービスショップが約200店あるそうです。

電力自由化がスタートする前から、サービスショップが各家庭を訪問し、きめ細やかな営業活動を展開

その結果、電力自由化スタート前には、すでに目標の半分にあたる10万件の契約に達したということです。

地域密着型の攻めの営業が躍進のポイント!

電力自由化の勝ち組である東京ガスと大阪ガス。
この2社に共通するのは、地域密着型の攻めの営業活動です。

今後、2社がどのような戦略で契約件数を増やしていくのか、さらにどんなサービスを展開していくのか注目です。


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