新電力は大丈夫?アンケートから見えた消費者の誤解!

電力小売りの全面自由化から1ヵ月以上がたちました。

スタート前は、各事業者がPR合戦を繰り広げ、激しい競争が予想されましたが、いまのところは落ち着いた状況といえます。

というのは、これまでの大手電力会社から切り替えた家庭は1.2%(4月22日現在)のみで、大半の人がまだ“様子見”をしているからです。

電力自由化はスタートしたものの、その仕組みやメリット・デメリットなどをきちんと理解している人は少ないようです。

そこで、アンケート調査の結果をもとに、消費者が新電力に抱いている不安や疑問を紐解いていきましょう!

消費者はシビア!いちばん気になるのは電気料金

いままで長く使っていたものを急に変えることは誰でも不安です。ましてや“電気”は、生活と生命にかかわる大切なライフライン。アクシデントがあると大変です。

電力自由化でたくさんの新電力が参入してきたからといって、簡単に「じゃあ変えよう!」というわけにはいかないようです。

皆さんが、新電力に抱いている不安はどのようなものでしょう。

電力自由化に伴い、多くの電力会社が新規参入する中、新規へ変更する場合に不安に思うことは何ですか

電力自由化に伴い、多くの電力会社が新規参入する中、新規へ変更する場合に不安に思うことは何ですか
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トップは「電気料金」という結果になりました。

新電力に変えても、電気料金が安くなるのかどうかわからない人が多いようです。それなら、いままでの大手電力会社のままでいいと考えているのです。

たしかに、新電力のなかには複雑な料金プランがあります。セット割を設定しているところも多く、電気料金は安くなっても、トータルでは高くなる可能性もあります。

もちろん、どちらも安くなるケースもあるのですが、自分でプランやサービスを調べなくてはなりません。「面倒だから」または「失敗したくないから」当分のあいだはこのままでいいという人が大半のようです。

ただ、東燃ゼネラルやHTBエナジーのように「切り替えるだけで電気料金が5%安くなる」というシンプルでわかりやすい料金プランを謳っている新電力もあります。

6月からは、エアコンなどで電気料金がグッと上がってくるので、切り替える、切り替えないは別にして、新電力について調べてみても損はないでしょう。

新電力への切り替えには工事費も手数料もいらない

新電力への不安の2位は「工事費など、電気料金以外にかかる負担」となっています。1位、2位ともお金のことで、支出を厳しくチェックする消費者動向がうかがえます。

携帯電話を契約するとき、最初に「契約事務手数料」を取られたりするので、新電力でも契約時にお金がかかると思われがちですが、それは誤解です。

新電力に切り替えるために必要なのはスマートメーターへの交換のみで、その際も工事費などの料金はかかりません

また、ほとんどの場合、立ち合いも不要です。

新電力に切り替えても、電気が家庭に届くシステムはこれまでとなんら変わりないので、電線を引き込むといった作業もありません。

基本的に、切り替えにはお金がかかないと考えていいでしょう。

新電力は停電しやすいは嘘?ほんと?

不安の3位は「停電につながる恐れのある供給力」です。

新電力には、電気とは関係のない業界から参入した企業がたくさんあります。そのため、電気の供給力や震災時の対応力に不安を感じているようです。また、経営破たんによって電気が止まるのを心配する声もあります。

もし、新電力の電気供給力が足りなくなった場合、東京電力や関西電力など地域の電力会社が足りない分の電気を供給するので停電になることはありません

また、新電力が倒産しても、同じように地域の電力会社が一時的に電気の供給を行うので、電気が止まる心配はありません。

電力自由化がはじまって1ヵ月以上たったいまも、電力自由化について「よくわからない」「面倒そう」という声をよく聞きます。

その一方で、節約したい項目のトップが「光熱費」。光熱費のなかでも、電気料金は大きな比重を占めます。

電気料金が高くなる夏を迎える前に、電気の切り替えについて検討してみてはいかがでしょうか。


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